オールセラミックのクリーニングで汚れがつきやすくなる場合があります。
きれいなセラミックを入れる審美歯科治療を行われる方が近年増えてきています。金属を使用しないオールセラミックが登場して以来、歯並びをオールセラミックで治しても自然な仕上がりとなり人気が出ております。
見た目がきれいになる治療ですし、審美歯科について賛否両論があるかと思います。今回は、審美歯科につていではなく審美歯科治療の結果が間違ったメンテナンスで無駄になってしまっていないかというお話です。
オールセラミックのメンテナンスの問題その1
大きな問題の一つ目は、オールセラミックを入れられた本人の歯ブラシやケアの問題。そしてもう一つは定期的なメンテナンスを行っている歯科医院の問題となります。
ご自身のオールセラミックの日々のお手入れはご自身で行われることがメインとなると思いますが、ここで気を付けていただきたいのは、磨かないことは当然ですが、磨きすぎることです。
特に力を入れすぎて、ごしごし磨いたり、長時間磨き続けてしまうことが問題になります。オールセラミックは天然の歯より汚れが落ちやすいですので柔らかめの毛先の歯ブラシを使用して20回ほどやさしくこするだけで十分です。また、隙間の空いていない歯と歯の間の歯茎に無理やり歯間ブラシを使用することは絶対にしないようにして下さい。
不用意な歯ブラシ、歯間ブラシの使用によって歯茎が下がってしまう問題が起こってしまいます。
オールセラミックのメンテナンスの問題その2
2点目は歯科医院でのオールセラミックのメンテナンスについての注意です。歯科医院で歯石とりをするときに超音波のステンレスの機材を使用してオールセラミックに触れることはしない医院に行かれてください。
また、オールセラミックを研磨するクリーニング用のペーストが荒いとオールセラミックの光沢が失われて曇った表面となります。どの歯科医院がメンテナンスに良いのかわからない場合は審美歯科治療を行っている病院に行かれることをお勧めしております。事前にオールセラミックのメンテナンスを行っているか確認するとより安心かもしれません。
せっかくのオールセラミックに光沢がなくなってしまっては綺麗には見えなくなってしまうのではないでしょうか。
歯並びのページ
オールセラミックを長くきれいに保つためには、やはり定期的なお掃除が必要になります。
セラミックは天然の歯より汚れが付きにくいものです。
普段のお手入れは普通に歯を磨くだけで十分でしょう。
定期的に表面に渋やヤニがついたりしたのをお掃除されると良いでしょう。
ただ、繰り返しますが、歯医者さんによっては、ステンレスの超音波などでセラミックをお掃除してしまい、逆に傷をつけて汚れやすくしてしまうところもあるでしょうから、できれば審美歯科をやっている病院でクリーニングをされた方が安全だと思います。
お問い合わせ
神田ふくしま歯科
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~審美歯科治療の注意点~
審美歯科治療は保険外診療となります。オールセラミック で歯並びを治す場合、オールセラミック の種類によって当院では1本6万6千円(税込)~16万5千円(税込)のセラミックを選んでいただいております。お写真のケースでは、1本9万9千円(税込)のスタンダードタイプのオールセラミック で12本治療しています。118万8千円(税込)かかりました。
また、審美歯科で歯並びを治す場合のリスクとしては、歯の神経を取らないとしみてしまったり、お痛みが出てしまう場合があります。また、オールセラミック の色合いはかなり天然の歯に近いものになりますが、完全に同じものではありません。