歯並び治療を行い、セラミックが完成して、診療室で歯を見ていただいて満足いただけた場合でも、セラミックを仮のセメントでお付けして、1週間ほど経過を見ていただいています。このことを仮付けと呼んでいます。
なぜ仮付けが必要かというと、診療所内で一瞬見ただけでは歯の状態がわかりにくく、実際生活をしてみて問題が見つかることもあるからです。
例えば、歯並びの形に関してについても、ご自宅で大きな鏡を見ていただいたり、周りの方の評価を聞いていただいて、確実に大丈夫なのを確認していただきます。
また、かみ合わせや発音などに問題がないか確認するためにも一度仮付けをさせていただくのは有効です。
ただ、仮付けをできない種類のセラミックもあります。これはセラミックの強度的に難しいためです。しっかりと接着剤で止めないと強度が出ないタイプのセラミックでは当日にしっかりと確認していただいてしっかりとしたセメントで接着する必要があります。
このタイプのセラミックを入れる場合は仮歯の段階でしっかりと歯並びを確認して仮歯と同じ形のものを入れることが必要になってきます。
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